夢絵の構図に悩んだことはありませんか?
夢絵を描くときや無償の夢絵企画に参加するとき、どのように依頼すればいいのか悩んでしまいますよね。
二人以上の関係性を描く構図は、一人を描くよりも難易度が高くなります。
大好きな推しとのツーショット、可愛い構図で描きたいですよね。
この記事では、夢絵にぴったりな構図を【トレスOK】のフリー素材としてご紹介します。
さまざまなシチュエーションに合った構図を随時更新していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
夢絵におすすめの構図一覧【トレスOK・フリー素材】
夢絵に使えるおすすめの構図をカテゴリ別にご紹介します。
ハグの構図
夢絵の中でも定番の構図が、キャラ同士のハグ構図です。
ハグの仕方やキャラクターの表情によって、伝わる感情が大きく変わるのが特徴です。
ハグの印象を変えるポイント
- 優しく包み込むハグ → 温かみや安心感を演出。目を閉じて笑顔にすると、甘い雰囲気に。
- 強く抱きしめるハグ →「離したくない」「守りたい」といった強い感情を表現。相手の服をぎゅっと掴むと、切なさが増します。
- 不意打ちのハグ → 片方のキャラが驚いた表情をしていると、ドキッとするようなシチュエーションに。
バックハグの構図
バックハグ(後ろからのハグ)は、二人の顔を見せやすく、夢絵でも特に人気の構図となっています。
表情が見せやすいので感情や二人の関係も描きやすくなっています。
その他の夢絵におすすめの可愛い構図
夢絵を描くときに「甘くて可愛い雰囲気を出したい」と思ったら、キャラ同士の距離感や手の動きに注目すると良いでしょう。
例えば口以外のキスは、可愛らしく甘い雰囲気の夢絵になります。
口と口のキスをしている構図サンプルはなかなか見つからなかったのでこちらも描いてみました。
また、可愛さを演出するには、おでことおでこを合わせるコツンの構図・指絡め手つなぎ・膝枕などのシチュエーションも良いでしょう。
夢絵に使えるおすすめの構図をカテゴリ別にご紹介しました。
次に、夢絵を依頼する際の具体的な方法を、イラストレーター視点でご紹介します。
夢絵を依頼するときの伝え方
夢絵をイラストレーターに依頼する際、「どんな構図で描いてほしいか」を的確に伝えることが、理想の作品を受け取るための重要なポイントです。
「なんとなくこんな感じ…」という曖昧な伝え方の場合、完全な希望通りに作成することが難しいです。
もちろんイラストレーターにお任せするのでも問題はありません!
ですが、せっかくなら依頼主さんの理想通りのイラストに仕上げたいと、イラストレーターも思っているんです。
ここでは、あなたの理想を正確に伝える方法をご紹介します。
構図の名称を具体的に伝える
夢絵の構図には、イラスト業界で通じる共通の名称があります。
これらの名称を使うことで、イラストレーターとのコミュニケーションがスムーズになります。
例えば:
- 「バックハグ構図」→ 後ろから抱きしめるポーズ
- 「頬寄せ構図」→ 頬と頬を寄せ合うポーズ
- 「膝枕構図」→ 一方が膝枕をしている構図
- 「肩組み構図」→ 肩を組んでいる友好的なポーズ
依頼文に「〇〇構図でお願いします」と記載するだけで、イメージの共有が格段に容易になります。
参考画像を効果的に活用する
「百聞は一見にしかず」という言葉通り、画像による参考提示は非常に効果的です。依頼の際に以下のポイントを意識しましょう。
- 複数の参考画像を用意する 実際の構図に加え、表情や雰囲気の参考になる画像も別途用意すると良いでしょう。
- 参考にしてほしい部分を明確にする 「この画像の構図と、この画像の表情を組み合わせてほしい」など、各参考画像のどの部分を取り入れてほしいのかを明確にします。
個人的には、グレーかもしれませんが・・・DM内で簡潔する内容であれば、私的使用の範囲として他の方の作品を提示していただくのはむしろ嬉しいです。
その絵をそのまま使うわけでもないですし、あくまで参考として共有するのは問題ないと思っています。
イラストレーターの実体験:依頼を受けた立場から
著作権の壁と対応法
私が実際に依頼を受けた経験から言えることですが、二次創作は著作権の関係で受けることができません。
特に商業作品のキャラクターとの夢絵は慎重に扱う必要があります。
例えば最近多いご依頼の中だと、個人Vtuberや歌い手さんの場合は、本人の許可があるかどうかが大切です。
依頼者から「許可を得ています」という一言があるだけで、イラストレーターも安心して制作に取り組めます。
実際に私が受けた依頼で、ある個人Vtuberとの夢絵は、依頼者がVtuber本人からTwitterのDMで許可を得ていることを証明してくれたため、安心して制作することができました。
DMでなくても、配信内で言及している方もいるそうですね。
夢絵依頼テンプレート
以下は、イラストレーターへの夢絵依頼に使えるテンプレートです。
実際に私が夢絵の依頼を受ける際に、あれば助かるという項目をご用意しています。
【夢絵依頼】
■ 使用用途
・SNSのアイコン・ヘッダー用
・個人の鑑賞用
・配信素材として使用
※その他具体的な用途をご記入ください
※商用利用の場合はその旨を明記してください
■ 作成サイズ
・Twitter用アイコン(400x400px)
・配信用素材(1920x1080px)
・正方形(2000x2000px)
※必要なサイズをご指定ください
■ キャラクター情報
1. 自分(依頼者)のキャラクター
・髪型:
・髪色:
・目の色:
・服装:
・表情:
・その他特徴:
※参考画像があれば添付してください
2. 相手のキャラクター
・キャラクター名:
・作品名/所属:
・参考画像:(公式画像や公式サイトのURLを添付)
※個人Vtuberや歌い手さんの場合、許可の有無について記載してください
※自作キャラクターの場合はその旨を記載してください
■ ポーズ・構図
・希望する構図:(例:バックハグ、肩組み、頬寄せなど)
・キャラクターの位置関係:(例:右側に自キャラ、左側に相手キャラ)
・表情や雰囲気:(例:笑顔で楽しそうな雰囲気)
※参考になるポーズ写真や構図画像があれば添付してください
■ 背景
・背景の有無:あり / なし / シンプルな背景希望
・背景の希望:(例:夕暮れの海辺、カフェ内、単色背景など)
※参考画像があれば添付してください
■ 納品形式
・ファイル形式:JPG / PNG / PSD(レイヤー分け希望の場合)
・納期希望:(例:1ヶ月以内、特に急ぎではない、など)
・その他希望事項:(透過希望、Web公開時のクレジット表記など)
少し多いように思えますが、このくらいの情報をいただけるとイラストレーターとしてはすごく有難いです。
予算に応じた依頼のコツ
予算によって依頼できる内容は変わってきます。基本的に、複雑な構図や多人数の構図は追加料金が発生することが多いです。
- シンプルな構図(基本料金): 一人立ち、バストアップなど
- 標準的な構図(基本~少し追加): ツーショット、バックハグなど
- 複雑な構図(追加料金が発生しやすい): 抱っこ、お姫様抱っこ、複雑なポーズなど
予算に合わせた依頼ができるよう、事前にイラストレーターの料金表を確認しておくことをおすすめします。
イラストレーターとの円滑なコミュニケーションのために
- 締め切りや用途を明確に伝える 使用目的や期限がある場合は事前に伝えておきましょう。
- 修正依頼は具体的かつ丁寧に 修正を依頼する際は「ここをこのように」と具体的に、そして感謝の気持ちを込めて伝えましょう。
- イラストレーターの個性も尊重する 依頼する際は、そのイラストレーターの作風や得意分野を考慮しましょう。無理な要求は避け、信頼関係を大切にすることが、最高の夢絵を手に入れる秘訣です。
このように、夢絵をイラストレーターに依頼する際、「どんな構図で描いてほしいか」を的確に伝えることが、理想の作品を受け取るための重要なポイントです。
最後に、思い通りの構図を自分で描きたいという方に向けて夢絵の構図の考え方について解説します。
おまけ:夢絵の構図の描き方・考え方
実際に自分で考えてみたい・思い通りの構図を描きたい!という方に向けて、構図の選び方や描き方のコツをご紹介します。
より魅力的な夢絵の構図を作るためのポイントを3つに分けて解説します。
2人の関係性を意識する
夢絵の構図を考える際は、2人の関係性を適切に表現することを意識しましょう。
恋人同士の甘い雰囲気を出したいのか、親友のような親しみやすさを描きたいのか、それとも喧嘩するほど仲がいい2人なのか・・・
関係性に合った構図を選ぶことで、キャラクター同士のストーリーが伝わりやすくなり、より魅力的な夢絵に仕上がります。
関係性別におすすめの構図は以下のようなものがあります。
恋人同士の場合
距離感を縮めた構図がおすすめ。
ハグ・手つなぎ・キス寸前など、身体的な接触があるポーズを取り入れると、親密さが伝わりやすくなります。
友達や仲間の場合
カジュアルな動きのある構図が適しています。
肩を組んだり、ハイタッチをしたり、笑顔で楽しそうな雰囲気を意識すると、フレンドリーな印象が強まります。
喧嘩するほど仲がいい2人の場合
対立感を強調した構図が効果的。
向かい合って睨み合うなど、対称的な構図を取り入れてみましょう。
対立していても表情を柔らかくする、可愛くすることで、喧嘩しているけどお互いが好きな雰囲気を出すことが出来ます。
感情表現を考える
夢絵では、2人それぞれがどんな感情を抱いているのかを明確にすることで、より説得力のあるイラストになります。
感情別のおすすめな構図は以下のようなものがあります。
楽しい・幸せな雰囲気を出したいとき
キャラ同士の顔の距離を縮め、明るい表情を強調します。
例えば、笑顔で見つめ合う構図や、楽しそうに手を振るポーズを取り入れると、ポジティブな感情が伝わります。
切ない・悲しい雰囲気を出したいとき
キャラ同士の距離を少し離し、視線を逸らすような構図にすると、感情がにじみ出ます。
例えば、手を伸ばしても届かない距離感や、背中合わせで視線を交わさない構図は、別れやすれ違いの感情を表現するのに効果的です。
このように、感情を表現する際には、キャラクターの目線・手の動き・顔の向きを意識すると、より伝わりやすくなります。
カメラの距離感
カメラの距離感によっても構図の印象は変わります。
- 近距離(アップ)…2人の表情を強調し、感情を伝えやすい。
- 中距離…2人の関係性やポーズをしっかり描けるバランスの良い構図。
- 遠距離…2人と背景の関係性を意識した構図に最適。ドラマチックな雰囲気を出しやすい。
魅力的な夢絵の構図を描くポイントをまとめると以下のようになります。
夢絵の構図を選ぶ際には、キャラの関係性・感情表現・カメラの3つの要素を意識すると、より魅力的になります。
- 2人の関係性を意識 → 距離感やポーズを調整する
- 感情表現を考える → 視線・手の動き・表情を工夫する
- カメラを工夫する → カメラの距離によって印象を操作する
ぜひ、自分なりのアレンジを加えながら、自分が表現したい理想の構図に挑戦してみてください!