SNSで見る上手な絵と自分の絵を比べて落ち込んだり、「自分が絵を描く意味はあるのかな」と悩んだりすることはありませんか?
実際、私は今でも他人と比べて自分のイラストが下手なことに落ちこむことがたくさん、たくさんあります。
一人で描いているときは楽しいのに、他人と比べてしまうと辛い。
この記事では、イラストが下手だと感じている方に、少しでも他人と比べず、前向きに描き続けるためのヒントをお伝えできればと思います。
イラストが「下手」だと感じる理由は「他人と比べること」
イラストが下手だと感じる一番の理由は「他の人と比べてしまうこと」です。
SNSを開けば、すごく上手な絵がたくさん目に入ってきます。
そんな中では、自分の絵が下手に思えるのは当たり前のことです。
上手い人の絵を見て落ち込むときは比べ方を変えてみよう
人と比べること自体は悪いことではありません。
大切なのは、比べた後にどう考えるかです。
つらくなる比べ方
- 「この人はこんなに絵がうまい…私には何もない」
- 「同じころに始めたのに、フォロワー数が全然違う」
- 「こんなすごい人がいるなら、私が描く意味ってあるのかな」
成長につながる比べ方
- 「この塗り方、どうやってるんだろう?自分も試してみよう」
- 「この絵のどこが人を引きつけているんだろう?」
- 「この構図を参考に、自分だったらどう描くかな?」
比べることを「自分をダメだと思う理由」ではなく「学びのきっかけ」に変えることで、「下手だな」という気持ちから少しずつ自由になれます。
「下手でも描き続ける」ことの大切さ
「イラストが下手だから」と描くのをやめてしまうのは、もったいないことです。
下手だと感じていても描き続けることには、大きな価値があります。
続けることで必ず上手くなる
イラストの上達に「才能」はどれだけ関係あるのでしょうか?
最初の差はあるかもしれませんが、長い目で見れば「続けること」が一番大切です。
私も最初は今よりもっと下手でした。
でも毎日少しずつ描き続けることで、1年後には「前より上手くなったな」と必ず感じることができます。
その根拠をお見せします。
下のイラストは、私が10年前に描いた古のイラストです。
そしてこちらが、私が最近描いたイラストです。
昔の絵は叫びだしたくなるくらい下手で恥ずかしいですが、それは自分のイラストが上手くなっている証拠でもあります。
私は2025年に入ってからデフォルメイラストの依頼を受け付けるようになりましたが、少しずつお仕事をいただけていることも、「下手でも描き続けた成果」だと思います。
イラストが下手だと悩む方に伝えたいのは、今日の自分は昨日の自分よりほんの少し上手くなっているということです。
その小さな積み重ねが、やがて大きな差になります。
「下手な絵」にも魅力がある
完璧な技術で描かれた絵には美しさがありますが、下手でもあなたの個性が感じられる絵には、十分な魅力があります。
イラストが下手だと思っていても、あなたにしか描けない「世界観」や「味」があります。
それは技術では測れない、あなただけの絵柄です。
イラストが下手でも描き続ける方法
イラストが下手だと感じていても、自分なりに描き続けるための方法をご紹介します。
1. 小さな目標を立てて振り返る
「上手くなりたい」という大きな目標だけでなく、「今月は10枚描く」「立ち絵を練習する」など、具体的で達成しやすい小さな目標を立てましょう。
そして時々、前に描いた絵と比べて、自分の成長を確認することが大切です。
2. 自分らしさを大切にする
技術的に下手でも、「この人の絵は表情が素敵」「この人の描く猫はかわいい」など、あなただけの特徴は必ずあります。
その個性を大切にし、伸ばしていくことで、「上手い/下手」だけで判断する考え方から解放されていきます。
私も長い間「イラストが下手」と悩み続けています。
でも、SNSには「私の絵が好き」と言ってくれる人がいて、その言葉にイラストを描く勇気をもらっています。
最初はみんな「自分なんて…」と思っています。
それでも、絵を描くことが好きなら、描き続けて欲しいです。
イラストが下手だと感じる気持ちは成長するための「伸びしろ」だと考えています。
比べ方を変えて、上手い人からたくさんのことを学び・吸収してしまいましょう!