片目隠れイラストの描き方で最も重要なのは、両目を描いてから隠すことと、完全に隠すことで魅力を最大化することです。
描き方のポイントは
・四角アタリを使って目の位置を正確に決める
完全に隠すことで魅力を最大化する
自然な前髪の流れを意識する
この記事では、実際に何度も片目隠れキャラクターを描く中で学んだ技法と、失敗から得た教訓を詳しく解説します。バランスが取れない、不自然に見えるといった問題の解決方法をご紹介します。
片目隠れイラストの基本的な描き方とバランス
片目隠れイラストの基本的な描き方は、最初から片目だけを描くのではなく、両目をしっかりと描いてから前髪で隠すことです。
この手順により、顔全体のバランスが自然に保たれ、魅力的なキャラクターに仕上がります。
簡単!片目隠れの描き方の手順
片目隠れイラストの描き方手順は以下の通りです。
手順 | 作業内容 | ポイント |
---|---|---|
1 | 顔の基本構造(アタリ)を描く | 顔の輪郭と十字線を正確に |
2 | 両目をきちんと配置する | 左右のバランスを重視 |
3 | 目頭の位置を合わせて左右のバランスを確認 | 細かい調整が重要 |
4 | 前髪で片目を隠す | 完全に隠すことを意識 |
目の位置はアタリを描くと簡単!
目の位置決めで重要なのは、目の範囲のアタリを四角で描くことです。
何もないところに目を描き込むのと、アタリを決めてから目を描き込むのでは仕上がりが異なります。なぜなら、目を描きこんでいるうちに、全体への意識が薄れてしまうためです。
アタリを使用した目の描き方
- 両目の位置に四角いアタリを描く
- 左右対称の位置に配置
- 大きさを統一する
- アタリの四角の位置や大きさを揃える
- 水平線を基準に高さを合わせる
- 目と目の間隔を適切に調整
- 四角の中に目を描き込む
- アタリの範囲内で目の形を整える
- 左右の目のサイズを統一
四角は単純な図形なので、大きさを合わせやすく、この下準備により片目隠れイラストの仕上がりが向上します。
次に、片目隠れイラストで最も重要な「隠し方」について詳しく解説します。
片目隠れの描き方のコツは「完全に隠す」こと!?
片目隠れイラストの魅力を最大限に引き出すには、「少し見せる」よりも「がっつり隠す」のがおすすめです。
完全に隠すことで、見たいのに見えないというのが片目隠れの魅力ではないでしょうか。
片目隠れの2つの描き方パターンの違い
片方の目を「少し見せる」描き方について
「少し見せる」表現はいくつかの方法があります。
- 隠したい目の透明度を下げて「透け感」を出す
- 前髪の隙間から目を覗かせる
両目を「がっつり隠す」描き方について
私も初めの頃は「少しだけ目が見えている方が可愛い」と思い、片目隠れキャラの目元をちらっと見せるように描いていました。
ですが、あるとき海外のユーザーから「このキャラの目が見えるのは好きじゃない」というコメントをもらいました。この指摘を受けて、目を隠していること自体がそのキャラの雰囲気や印象につながっているのだと気づきました。
これはあくまで好みの問題です。今は完全に隠す方が、そのキャラらしさを表現できると感じています。
最後に、片目隠れイラストでよくある問題とその解決法をご紹介します。
片目隠れの描き方に関するよくある問題
片目隠れイラストが上手く描けないのは、顔を描く際の基本的なバランスの崩れが原因です。
片目隠れキャラクターの顔のバランスが崩れる原因と対策
問題 | 原因 | 解決法 |
---|---|---|
左右非対称 | 最初から片目だけ描く | 両目を描いてから隠す |
目の位置がずれる | アタリを使わない | 四角アタリで位置決め |
顔が歪む | 基本構造を無視 | 顔の十字線を正確に |
自然に見せる描き方のコツ
- 前髪の流れを意識する
- 髪の生え際から自然に流れるように
- 重力に従った髪の動きを表現
- 隠れる範囲を適切に設定
- 目だけでなく、眉毛も一緒に隠す
- 頬の一部まで隠れるとより自然
- 髪の厚みを表現
- 前髪に立体感を持たせる
- 影の付け方で髪の重なりを表現
この記事が、片目隠れキャラクター制作の参考になれば幸いです。